サイガイマップ

北海道の災害リスク・ハザードマップ情報

北海道北海道地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約514万人、面積83,424km²。

北海道の地理・地形の特徴

北海道は日本最北の広大な島で、面積は約83,424km²と国土の約22%を占めます。太平洋、日本海、オホーツク海の三つの海に囲まれ、中央部には大雪山系、西部には夕張山地が走ります。石狩平野・十勝平野・上川盆地など広大な平野が広がり、泥炭地盤が多いのが地質的特徴です。冬季は-30℃を下回る地域もあり、豪雪・暴風雪のリスクが高い一方、梅雨前線の影響をほとんど受けないため、本州のような梅雨時期の大雨リスクは相対的に低くなっています。

北海道の災害リスク詳細解説

北海道の最大の地震リスクは千島海溝沿いの巨大地震です。政府の地震調査委員会は、千島海溝でM8.8以上の超巨大地震が今後30年以内に7〜40%の確率で発生すると予測しています。特に太平洋沿岸の釧路・根室・十勝地域では、最大で約30mの津波が想定されています。内陸部では石狩低地東縁断層帯による直下型地震のリスクがあり、札幌市を含む石狩平野の泥炭地盤では液状化が懸念されます。洪水リスクは石狩川・十勝川流域で高く、2016年には4つの台風が相次いで上陸し、広範囲で浸水被害が発生しました。冬季の暴風雪による交通障害やホワイトアウトも北海道特有の災害リスクです。

北海道の主な災害リスク要因
  • 千島海溝の巨大地震リスク
  • 太平洋沿岸の津波リスク
  • 泥炭地盤の液状化
北海道の過去の災害と教訓
2018

北海道胆振東部地震

震度7の揺れにより厚真町で大規模な山腹崩壊が発生し、36名が犠牲に。火山灰が厚く堆積した地層が地震動で一斉に崩壊する「流動性崩壊」のメカニズムが明らかに。また北海道全域で約295万戸が停電する「ブラックアウト」が発生し、電力供給の脆弱性が露呈。冬季に同規模の停電が起きた場合の凍死リスクが社会問題に。

1993

北海道南西沖地震・津波

M7.8の地震発生からわずか5分で奥尻島に津波が到達し、198名が犠牲に。火災も同時に発生し、青苗地区は壊滅的被害を受けた。「津波てんでんこ」の教訓と、離島における避難体制の重要性を全国に示した災害。

北海道の季節別災害リスク

春(3〜5月)

融雪出水による河川増水・浸水リスク。雪解け水による地盤の緩みで山間部の土砂災害も。4〜5月は日本海低気圧による暴風に注意。

夏(6〜8月)

8〜9月は台風の北上に伴う大雨リスク。近年は台風の上陸頻度が増加傾向。太平洋側は濃霧による交通障害にも注意。

秋(9〜11月)

9〜10月の台風シーズン終盤まで大雨警戒。11月以降は初雪・路面凍結による交通事故が急増。日本海側は低気圧による暴風。

冬(12〜2月)

豪雪・暴風雪・ホワイトアウトが最大のリスク。暴風雪時の外出は命の危険。停電時の暖房確保が生死を分ける。屋根からの落雪事故にも注意。

北海道で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 泥炭地盤の地域(札幌市東区・石狩市など)は液状化リスクが高いため、地盤調査を必ず実施
  • 太平洋沿岸(釧路・根室・十勝)は千島海溝地震の津波想定区域を必ず確認
  • 冬季の暖房停止リスクを考慮し、灯油ストーブ等の非電化暖房手段を確保
  • 積雪荷重に対応した屋根構造か確認(耐積雪1.5m以上を推奨)
  • 暴風雪時の避難経路を事前に確認。最寄りの避難所まで徒歩圏内が理想
北海道の防災体制

指定避難所数

3,800カ所

防災訓練

毎年9月に北海道ShakeOutを実施。各市町村で津波避難訓練を定期開催。特に太...

防災訓練

毎年9月に北海道ShakeOutを実施。各市町村で津波避難訓練を定期開催。特に太平洋沿岸では年2回以上の津波避難訓練を実施。

備蓄体制

道庁が食料・飲料水・毛布・暖房器具等を道内8カ所の防災拠点に備蓄。寒冷地特有の暖房用燃料・防寒具の備蓄を重視。各市町村にも分散備蓄体制を構築。

北海道の防災情報ページ

北海道の市区町村別 災害リスク

北海道の災害リスクに関するよくある質問

千島海溝地震が起きたら北海道はどうなりますか?

政府の想定では、M8.8以上の超巨大地震が発生した場合、太平洋沿岸に最大約30mの津波が到達し、死者は最大約10万人と想定されています(冬季深夜発生の最悪ケース)。釧路・根室・十勝地域は津波到達まで最短約20分のため、地震発生後の即時避難が不可欠です。内陸部でも強い長周期地震動により、高層建物の揺れや液状化被害が想定されます。

北海道で液状化しやすい地域はどこですか?

札幌市の東区・白石区・厚別区など石狩平野の泥炭地盤エリア、苫小牧市の臨海部、釧路市の湿原周辺部が液状化リスクの高い地域です。2018年北海道胆振東部地震では、札幌市清田区里塚地区で大規模な液状化が発生し、住宅が大きく傾く被害がありました。

北海道の冬に大地震が来た場合、何に備えるべきですか?

最大の課題は暖房の確保です。2018年のブラックアウトは9月でしたが、冬季に同規模の停電が発生した場合、凍死リスクが極めて高くなります。灯油ポータブルストーブ・カセットガスストーブ等の非電化暖房手段、寝袋(-20℃対応)、カイロ(最低100個)の備蓄を推奨します。車中泊用の毛布・防寒着も必須です。

北海道で洪水リスクが高い地域は?

石狩川流域(旭川・深川・滝川・岩見沢・札幌北部)、十勝川流域(帯広・音更)が特にリスクが高い地域です。2016年には台風7号・11号・9号・10号が相次いで北海道に影響し、十勝・上川地方で甚大な浸水被害が発生しました。近年、北海道への台風上陸・接近頻度が増加傾向にあり、従来「台風が来ない」とされた認識は見直す必要があります。

北海道で住宅を購入する際、雪に関して注意すべきことは?

屋根の耐積雪荷重(新雪換算で少なくとも1.5m以上、豪雪地帯は2m以上)、落雪対策(隣地との距離確保)、駐車スペースの除雪しやすさ、ロードヒーティングの有無、水道管の凍結防止構造を確認してください。また、屋根からの雪下ろし時の転落事故が毎年多発しているため、安全な雪下ろし設備の有無も重要です。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。