サイガイマップ

神奈川県の災害リスク・ハザードマップ情報

神奈川県関東地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約924万人、面積2,416km²。

神奈川県の地理・地形の特徴

神奈川県は関東地方南部に位置し、相模湾・東京湾に面しています。北部は多摩丘陵、中央部は相模平野、西部は箱根・丹沢の山岳地帯と多様な地形。横浜・川崎は京浜工業地帯として臨海部に埋立地が広がり、液状化リスクが高いエリアです。三浦半島は複雑な海岸線を持ち、相模トラフに近いため地震・津波リスクが高い地域です。

神奈川県の災害リスク詳細解説

神奈川県の最大のリスクは相模トラフの巨大地震です。1923年関東大震災と同型の相模トラフ地震(M8クラス)の30年以内発生確率は0〜5%ですが、発生時の被害は甚大です。首都直下地震(M7クラス)の影響も大きく、横浜市・川崎市では震度6強以上の揺れが想定されます。臨海部の液状化、丘陵部の土砂災害、相模湾沿岸の津波(最大10m以上)が主なリスクです。2019年台風19号では多摩川・鶴見川流域で浸水被害が発生しました。

神奈川県の主な災害リスク要因
  • 相模トラフの巨大地震
  • 横浜・川崎の液状化
  • 丘陵部の土砂災害
  • 相模湾の津波
神奈川県の過去の災害と教訓
1923

関東大震災

横浜市は震源に近く壊滅的被害を受け、市内死者約26,000人。特に埋立地の横浜港周辺では液状化と火災で甚大な被害。小田原・鎌倉では津波被害も発生。この災害は相模トラフの巨大地震のリスクを示す歴史的教訓。

2019

台風19号

川崎市の武蔵小杉地区でタワーマンション地下の電気設備が浸水し、停電・断水が長期化。多摩川沿いで内水氾濫被害が発生。都市型マンションの浸水対策と、河川沿い低地の水害リスクが改めて認識された。

神奈川県の季節別災害リスク

春(3〜5月)

4〜5月の低気圧による暴風。箱根・丹沢では融雪に伴う土砂災害リスク。

夏(6〜8月)

ゲリラ豪雨による都市型水害。8〜9月の台風による大雨・暴風。湘南海岸は離岸流に注意。

秋(9〜11月)

10月までの台風シーズン。2019年台風19号は10月に甚大な被害。秋雨前線の停滞による大雨。

冬(12〜2月)

南岸低気圧による大雪(丹沢・箱根は積雪大)。冬季の乾燥・強風で火災リスク増加。

神奈川県で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 横浜港周辺・川崎臨海部は液状化リスクが高い。2011年東日本大震災でも液状化が確認されている
  • 三浦半島・湘南海岸は津波浸水想定を必ず確認。相模トラフ地震で最大10m以上の津波想定
  • 丘陵部(横浜市港南区・磯子区・金沢区等)は造成宅地の盛土安全性を確認
  • 多摩川・鶴見川・帷子川沿いは洪水リスクあり。浸水想定を確認
  • 鎌倉・逗子・葉山は地震発生後すぐに高台避難が必要な津波リスクエリア
神奈川県の防災体制

指定避難所数

2,800カ所

防災訓練

毎年9月に「かながわシェイクアウト」を実施。横浜市は「よこはま防災フェア」を開催...

防災訓練

毎年9月に「かながわシェイクアウト」を実施。横浜市は「よこはま防災フェア」を開催。津軽海峡沿岸では津波避難訓練を定期実施。

備蓄体制

県内7カ所の防災拠点倉庫に食料・水・毛布等を備蓄。横浜市は市内各所に約370万食を備蓄。各市町村にも分散備蓄を推進。

神奈川県の防災情報ページ

神奈川県の市区町村別 災害リスク

神奈川県の災害リスクに関するよくある質問

横浜で大地震が来た場合のリスクは?

横浜市は相模トラフ地震で震度7、首都直下地震で震度6強の揺れが想定されています。臨海部(みなとみらい・本牧・磯子)の液状化、山手・丘陵部の土砂災害、木造密集地域の火災が主な被害要因です。横浜市の被害想定では最大約31,000棟が全壊・全焼と試算されています。

武蔵小杉のタワーマンションは安全ですか?

2019年台風19号では武蔵小杉のタワーマンションが地下浸水し、電気設備の損傷で停電・断水が長期化しました。タワーマンション自体の耐震性能は高い一方、電気設備が地下にある物件は浸水時に生活不能になるリスクがあります。物件選びでは電気設備の設置階(2階以上が望ましい)と浸水対策を確認してください。

鎌倉・湘南エリアの津波リスクは?

相模トラフ地震が発生した場合、鎌倉では最大約14mの津波が想定され、到達まで約10分です。湘南海岸(藤沢・茅ヶ崎・平塚)でも5〜10mの津波が想定されています。沿岸部に居住する場合は、地震発生後に即座に高台や津波避難ビルへ避難する行動計画が不可欠です。

箱根の火山リスクは?

箱根山は活火山であり、2015年には大涌谷で小規模な噴火が発生しました。大規模噴火の場合、火砕流・火山泥流・降灰のリスクがあります。箱根周辺に居住する場合は噴火警戒レベルの確認と避難計画の把握が必要です。小田原・南足柄方面への避難ルートを確認してください。

神奈川県の水害リスクが高い地域は?

多摩川沿い(川崎市・世田谷区境界付近)、鶴見川流域(横浜市港北区・鶴見区)、帷子川流域(横浜市西区・保土ケ谷区)、相模川流域(厚木市・海老名市)が水害リスクの高い地域です。特に鶴見川は首都圏で唯一の「特定都市河川」に指定されており、流域全体での治水対策が進められています。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。