サイガイマップ

静岡県の災害リスク・ハザードマップ情報

静岡県中部地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約358万人、面積7,777km²。

静岡県の地理・地形の特徴

静岡県は中部地方の太平洋側に位置し、駿河湾・遠州灘に面しています。県の北部には富士山・南アルプスがそびえ、中央を安倍川・大井川・天竜川の三大河川が流れます。駿河トラフ・南海トラフの両方に面する地理的特性から、日本で最も地震・津波リスクが高い県の一つです。伊豆半島は火山フロントに位置し、地震・火山の両リスクを抱えます。

静岡県の災害リスク詳細解説

静岡県は南海トラフ巨大地震の想定震源域の直上に位置し、30年以内の発生確率70〜80%と極めて高いリスクを抱えています。県の被害想定では死者最大約105,000人(県全体、津波死者が大部分)。駿河湾沿岸では津波到達まで最短3分と避難時間が極めて短いのが特徴です。伊豆半島東部は群発地震が頻発する地域で、2009年には震度6弱を記録。富士山の噴火リスクもあり、降灰は県東部から関東全域に影響が及ぶ想定です。

静岡県の主な災害リスク要因
  • 南海トラフ巨大地震の想定震源域
  • 駿河トラフ
  • 伊豆半島の地震活動
  • 富士山噴火
静岡県の過去の災害と教訓
1854

安政東海地震

M8.4の巨大地震で駿河湾沿岸に大津波が到達。下田では津波高7m以上。静岡県は以来170年以上、次の東海地震(南海トラフ地震)に備え続けている。全国に先駆けて地震防災対策強化地域に指定され、防災体制は国内トップクラス。

2011

東日本大震災の教訓

静岡県に直接的な被害はなかったが、東海地震単独ではなく南海トラフ全体が連動する巨大地震の可能性が再評価された。従来の想定を大幅に上回る津波高(最大33m)が新たに設定され、県全体の防災計画が根本から見直された。

静岡県の季節別災害リスク

春(3〜5月)

低気圧による暴風。大井川・天竜川の融雪増水。伊豆半島の群発地震は通年だが春に活発化する年も。

夏(6〜8月)

梅雨後半〜台風シーズンの集中豪雨。駿河湾の高波。富士山の落石シーズン(登山者注意)。

秋(9〜11月)

台風の直撃リスク。駿河湾は台風の経路上にあたりやすい。9〜10月の秋雨前線による大雨。

冬(12〜2月)

駿河湾沿岸は比較的温暖だが、山間部は大雪。冬季の乾燥・強風で延焼リスク。

静岡県で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 南海トラフ地震に備え、耐震等級3(最高等級)の住宅を強く推奨
  • 駿河湾沿岸(焼津・藤枝・沼津)は津波到達まで最短3〜5分。高台または津波避難タワー至近の立地を選択
  • 伊豆半島東部は群発地震と火山リスクの両方を考慮
  • 安倍川・大井川・天竜川沿いは洪水リスクを確認
  • 富士山噴火時の降灰エリアを確認(県東部は数十cm級の降灰想定)
静岡県の防災体制

指定避難所数

3,000カ所

防災訓練

毎年12月の「地域防災の日」に県内一斉防災訓練を実施。参加者は毎年約100万人規...

防災訓練

毎年12月の「地域防災の日」に県内一斉防災訓練を実施。参加者は毎年約100万人規模。津波避難訓練は沿岸市町で月1回以上実施する地域も。全国で最も防災意識が高い県。

備蓄体制

県は72時間分の食料・水・毛布等を県内各所に備蓄。各市町も独自の備蓄体制。津波避難タワーを沿岸部に多数設置。「静岡方式」と呼ばれる地震防災対策は全国のモデル。

静岡県の防災情報ページ

静岡県の市区町村別 災害リスク

静岡県の災害リスクに関するよくある質問

南海トラフ地震で静岡はどうなりますか?

静岡県の被害想定では、最大震度7、津波最大33m(伊豆半島南端)、死者最大約105,000人と試算されています。駿河湾沿岸では津波到達まで最短3分で、避難時間が極めて限られます。県は全国に先駆けて津波避難タワーを多数設置し、住民の避難意識も高いですが、深夜発生時の避難が課題です。

静岡県の防災対策は他県と何が違いますか?

静岡県は1978年に大規模地震対策特別措置法の地震防災対策強化地域に指定されて以来、40年以上にわたり地震対策を推進してきました。「静岡方式」と呼ばれる防災体制は、県民の防災訓練参加率(毎年約100万人)、津波避難タワーの設置数、学校での防災教育の充実度において全国トップクラスです。

富士山が噴火したらどうなりますか?

富士山の噴火シナリオは複数ありますが、最も影響が大きいのは大規模噴火(宝永噴火級)です。溶岩流は富士市・御殿場市方向に流れ、降灰は偏西風に乗って県東部〜神奈川県〜東京都に広範囲に及びます。降灰10cm以上で交通マヒ、30cm以上で建物倒壊リスク。静岡県東部は溶岩流・火砕流の直接的リスクも。

浜松と静岡、どちらが安全ですか?

地震リスクはほぼ同等(いずれも震度7想定)ですが、津波リスクは静岡市(駿河湾側)の方が高く、浜松市(遠州灘側)は津波到達まで若干余裕があります。ただし浜松市は天竜川の洪水リスクがあり、静岡市は安倍川の洪水リスクがあります。どちらの都市でも、具体的な立地(高台か低地か)が安全性を大きく左右します。

伊豆半島の群発地震は危険ですか?

伊豆半島東部(伊東市周辺)では、フィリピン海プレートの沈み込みに伴う群発地震が数年ごとに活発化します。2009年には最大震度6弱を記録。1回1回の地震は小〜中規模ですが、群発的に続くため累積的な被害と心理的ストレスが課題です。伊豆半島に居住する場合は、群発地震への備えと温泉地特有の硫化水素リスクも認識してください。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。