サイガイマップ

大阪府の災害リスク・ハザードマップ情報

大阪府近畿地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約884万人、面積1,905km²。

大阪府の地理・地形の特徴

大阪府は近畿地方の中心に位置し、大阪平野を中心に狭い府域に約884万人が集中しています。淀川・大和川・猪名川など複数の一級河川が流れ、大阪湾に注ぎます。市街地の多くが沖積低地で、特に大阪市西部は海抜ゼロメートル地帯を含みます。上町台地は大阪城がそびえる東西に走る台地で、地盤が良好な一方、その直下には上町断層帯が走っています。

大阪府の災害リスク詳細解説

大阪府の最大のリスクは上町断層帯による直下型地震と南海トラフ巨大地震の二つです。上町断層帯が活動した場合、大阪市中心部で震度7が想定され、死者最大約42,000人という衝撃的な試算があります。南海トラフ地震では津波が大阪湾を通じて内陸に浸入し、最大浸水面積は約11km²。2018年大阪北部地震(M6.1)では通学路のブロック塀倒壊で児童が犠牲になる悲劇も。水害リスクも深刻で、淀川が決壊した場合は最大浸水深5m以上に達する地域があります。地下街・地下鉄網が発達した都市構造は、浸水時に甚大な二次被害をもたらす可能性があります。

大阪府の主な災害リスク要因
  • 上町断層帯
  • 南海トラフ巨大地震
  • 淀川・大和川の氾濫
  • 大阪湾の津波・高潮
大阪府の過去の災害と教訓
2018

大阪北部地震

M6.1の直下型地震で最大震度6弱。高槻市で通学路のブロック塀が倒壊し小学4年生が死亡。全国でブロック塀の安全点検が実施されるきっかけに。また、ライフラインの被害(水道管破裂・ガス停止)が広範囲に及び、復旧に時間を要した。比較的小規模な地震でも都市部では大きな影響が出ることを示した。

2018

台風21号

関西空港が高潮で浸水し、約8,000人が孤立。連絡橋にタンカーが衝突し交通が寸断。大阪湾沿岸部で記録的高潮を記録。都市インフラの高潮脆弱性と、島嶼部の孤立リスクが明らかに。

大阪府の季節別災害リスク

春(3〜5月)

黄砂の飛来。4〜5月の低気圧による暴風。

夏(6〜8月)

梅雨後半の集中豪雨。台風の接近に伴う大雨・高潮。ヒートアイランド現象で猛暑日が増加。

秋(9〜11月)

9〜10月の台風シーズン。2018年台風21号は9月に壊滅的被害。

冬(12〜2月)

南岸低気圧による大雪(大阪は年1〜2回の積雪で都市機能マヒ)。冬季の乾燥・強風で火災リスク。

大阪府で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 上町断層帯の直上(大阪市中央区〜天王寺区〜住吉区のライン)は直下型地震リスクが最大級
  • 大阪市西部(此花区・港区・大正区・西淀川区)はゼロメートル地帯で洪水・津波・液状化の三重リスク
  • 淀川沿い(東淀川区・淀川区・北区)は洪水ハザードマップで浸水深5m以上の地域あり
  • 梅田の地下街は浸水時に逃げ場がなくなるリスク。地下にいる際の避難行動を事前確認
  • 2018年大阪北部地震の教訓から、通学路・生活動線上のブロック塀の安全性を確認
大阪府の防災体制

指定避難所数

2,500カ所

防災訓練

毎年「大阪880万人訓練」を実施。府内全携帯電話にエリアメールを配信する大規模訓...

防災訓練

毎年「大阪880万人訓練」を実施。府内全携帯電話にエリアメールを配信する大規模訓練。各市町村でも独自の防災訓練を実施。

備蓄体制

府内7カ所の広域防災拠点に備蓄。南海トラフ地震に備え、大阪市は約260万食を備蓄。地下街の浸水対策として止水板設置を推進。

大阪府の防災情報ページ

大阪府の市区町村別 災害リスク

大阪府の災害リスクに関するよくある質問

上町断層帯が動いたらどうなりますか?

大阪府の被害想定では、上町断層帯が活動した場合、大阪市中心部で震度7、死者最大約42,000人、建物全壊・全焼最大約97万棟と試算されています。断層の直上では地盤のずれ(変位)が発生する可能性があり、建物が根本から損壊するリスクがあります。上町台地の東西の崖線では斜面崩壊も想定されています。

南海トラフ地震で大阪に津波は来ますか?

大阪湾にも津波は到達します。最大クラスの津波で大阪市沿岸部に最大約5mの津波が想定されています。大阪湾は奥が深い形状のため、津波が増幅される特性があります。到達まで約2時間程度の余裕がありますが、ゼロメートル地帯は防潮堤が損傷した場合に浸水リスクが極めて高くなります。

大阪市で地盤が良い地域はどこですか?

上町台地(天王寺区・阿倍野区・住吉区の台地面)は大阪市内で最も地盤が良好な地域です。ただし上町断層帯が直下を走っているため、地盤は良くても断層リスクは高い矛盾があります。市内北部(北区の台地面)や東部(生野区・東住吉区の台地面)も比較的良好です。

淀川が決壊したらどうなりますか?

国土交通省の想定では、淀川が東淀川区付近で決壊した場合、大阪市北部〜中心部にかけて最大浸水深5m以上。梅田駅周辺の地下街は浸水し、地下鉄御堂筋線等も水没する可能性があります。浸水は最大数日間継続し、数十万人に影響が及ぶ想定です。

大阪市の地下街にいる時に地震が来たらどうすべきですか?

まず揺れがおさまるまで身を低くして待機。その後、非常口から速やかに地上へ避難してください。地下街は60mごとに非常口が設置されています。津波警報が発令された場合は、地下にとどまらず必ず地上に出て、上町台地方向(東側)の高台へ避難してください。地下街の浸水は急速に進むため、迷わず行動することが重要です。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

近畿地方の他の都道府県

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。