サイガイマップ

宮城県の災害リスク・ハザードマップ情報

宮城県東北地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約228万人、面積7,282km²。

宮城県の地理・地形の特徴

宮城県は東北地方の太平洋側に位置し、仙台平野を中心に広がる県です。東部は三陸のリアス式海岸から仙台湾の砂浜海岸まで多様な海岸線を持ち、西部には奥羽山脈が走ります。北上川・鳴瀬川・名取川など複数の一級河川が流れ、平野部は肥沃な沖積地です。地質的には仙台市東部の若林区・宮城野区に軟弱な沖積層が広がり、液状化リスクが高いエリアとなっています。

宮城県の災害リスク詳細解説

宮城県は日本で最も地震リスクの高い県の一つです。宮城県沖地震は約37年の間隔で繰り返し発生しており、今後30年以内の発生確率は90%程度と極めて高い水準にあります。2011年東日本大震災では県内だけで9,544名が犠牲となり、沿岸部は壊滅的な津波被害を受けました。内陸部でも仙台市丘陵部の造成宅地で大規模な地すべりが発生し、盛土造成地の脆弱性が明らかになりました。洪水リスクは北上川流域で高く、2019年台風19号では丸森町で大規模な浸水被害が発生。津波に加え、内陸の水害・土砂災害への備えも重要です。

宮城県の主な災害リスク要因
  • 宮城県沖地震の周期性
  • 仙台平野の津波到達
  • 造成宅地の地滑り
宮城県の過去の災害と教訓
2011

東日本大震災

M9.0の超巨大地震により、三陸沿岸に最大約16mの津波が到達。石巻市・気仙沼市・南三陸町・女川町では市街地が壊滅。仙台東部では平野を数km内陸まで津波が遡上。「想定外」を排した防災計画の見直し、高台移転、防潮堤整備が進む。一方、仙台市内の丘陵部では盛土造成地の崩壊が多発し、宅地の安全性評価の重要性を示した。

1978

宮城県沖地震

M7.4の地震で仙台市を中心に大きな被害。ブロック塀の倒壊で18名が犠牲に。この地震を契機に建築基準法が改正され、1981年の「新耐震基準」導入につながった。現在も旧耐震基準の建物が残っており、耐震診断・補強が急務。

宮城県の季節別災害リスク

春(3〜5月)

融雪出水による河川増水。東北太平洋側は4〜5月に低気圧による暴風・大雨の可能性。

夏(6〜8月)

梅雨前線の停滞による大雨。8〜9月は台風の接近に伴う大雨・洪水リスク。三陸沿岸の「やませ」による低温被害。

秋(9〜11月)

台風の北上に伴う大雨・暴風。10月以降は前線性の大雨にも注意。2019年台風19号は10月に甚大な被害をもたらした。

冬(12〜2月)

日本海側からの季節風による大雪。太平洋側は晴天が多いが、南岸低気圧で大雪の可能性。地震は季節を問わず発生。

宮城県で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 沿岸部は津波浸水想定区域を必ず確認。東日本大震災の浸水実績図も参考に
  • 仙台市東部(若林区・宮城野区)は液状化リスクが高いため地盤調査必須
  • 丘陵部の造成宅地は盛土の安全性を確認(大規模盛土造成地マップを参照)
  • 1981年以前の旧耐震基準の建物は耐震診断を推奨(宮城県沖地震の発生確率90%)
  • 北上川・鳴瀬川流域は洪水ハザードマップで浸水深を確認
宮城県の防災体制

指定避難所数

2,100カ所

防災訓練

毎年6月12日の「みやぎ県民防災の日」に県内一斉の防災訓練を実施。沿岸部では津波...

防災訓練

毎年6月12日の「みやぎ県民防災の日」に県内一斉の防災訓練を実施。沿岸部では津波避難訓練を年2回以上実施。仙台市は「杜の都防災訓練」を毎年開催。

備蓄体制

県内6カ所の広域防災拠点に食料・水・毛布等を備蓄。東日本大震災の教訓から備蓄量を大幅に増強。各市町村にも分散備蓄を推進。

宮城県の防災情報ページ

宮城県の市区町村別 災害リスク

宮城県の災害リスクに関するよくある質問

宮城県沖地震はいつ頃来ますか?

宮城県沖地震は過去に1793年・1835年・1861年・1897年・1936年・1978年と約37年間隔で繰り返し発生しています。2011年東日本大震災は宮城県沖を含む広域の連動地震でしたが、宮城県沖単独の固有地震は依然としてリスクが残ります。政府の評価では今後30年以内の発生確率は90%程度と極めて高い水準です。

仙台市で液状化リスクの高い地域はどこですか?

仙台市東部の若林区(荒浜・六郷・沖野)、宮城野区(蒲生・岡田・福室)は沖積低地のため液状化リスクが高い地域です。2011年東日本大震災では仙台港周辺や宮城野区蒲生地区で液状化による噴砂が確認されました。仙台市の液状化危険度マップで詳細を確認できます。

東日本大震災と同じ規模の津波が来た場合、どこまで浸水しますか?

宮城県の津波浸水想定では、最大クラスの津波(千年に一度レベル)の場合、石巻市で最大浸水深10m以上、仙台東部で5km内陸まで浸水する想定です。ただし、震災後に整備された防潮堤により、数十年〜百数十年に一度レベルの津波は防ぐことが可能です。浸水想定は「防潮堤がない場合」と「ある場合」の両方を確認してください。

仙台市の丘陵部は安全ですか?

仙台市の丘陵部(青葉区・太白区・泉区の一部)は津波リスクはありませんが、2011年東日本大震災では造成宅地(盛土)の崩壊が多数発生しました。特に谷を埋めた大規模盛土造成地では地すべりリスクがあります。仙台市の「大規模盛土造成地マップ」で自宅の位置を確認し、盛土地盤の場合は地盤調査を検討してください。

宮城県の防災アプリはありますか?

宮城県は「みやぎお知らせコール」で防災情報を配信しています。仙台市は「杜の都防災メール」で地震・津波・気象情報を配信。また、気象庁の「特別警報・警報・注意報」とNHKの防災アプリの併用を推奨します。津波警報発令時は即座に高台へ避難してください。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

東北地方の他の都道府県

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。