サイガイマップ

福岡県の災害リスク・ハザードマップ情報

福岡県九州地方)の災害リスクを5カテゴリで評価。 人口約512万人、面積4,987km²。

福岡県の地理・地形の特徴

福岡県は九州の北部に位置し、響灘・玄界灘・周防灘の三つの海に面しています。筑後川が流れる筑後平野は肥沃な低地で、福岡平野には人口163万人の福岡市が立地。県西部には背振山地、東部には英彦山地が走ります。博多湾に面した人工島(アイランドシティ)や埋立地が多く、液状化リスクを抱える臨海部が特徴です。

福岡県の災害リスク詳細解説

福岡県の最大の地震リスクは警固断層帯です。博多湾から福岡市中心部の直下を走り、活動した場合は福岡市で震度7が想定されます。2005年福岡県西方沖地震(M7.0)は警固断層の北西延長上で発生し、震度6弱を記録。人工島・埋立地の液状化リスクも高い。水害リスクは筑後川流域で顕著で、2017年九州北部豪雨では朝倉市で甚大な被害が発生。2023年にも線状降水帯による豪雨被害がありました。博多湾の高潮リスクも台風時に注意が必要です。

福岡県の主な災害リスク要因
  • 警固断層帯
  • 筑後川の洪水
  • 博多湾の高潮
  • 人工島の液状化
福岡県の過去の災害と教訓
2005

福岡県西方沖地震

M7.0の地震で福岡市東区〜中央区を中心に震度6弱。玄界島では住民全員が避難。天神・博多の商業ビルでもガラス飛散等の被害。「福岡は地震が少ない」という認識が覆され、警固断層帯の活動リスクが広く認識されるきっかけに。

2017

九州北部豪雨

朝倉市・東峰村を中心に記録的豪雨。大量の流木を伴う土石流が集落を襲い、40名が犠牲に。線状降水帯のメカニズムが注目されるきっかけとなった災害。中山間地域の土砂災害リスクと、高齢者の避難困難が課題として浮き彫りに。

福岡県の季節別災害リスク

春(3〜5月)

春の嵐(低気圧)による暴風・大雨。黄砂・PM2.5の飛来が多い。

夏(6〜8月)

梅雨後半の線状降水帯による記録的豪雨。台風の接近・上陸。福岡市のゲリラ豪雨による都市型水害。

秋(9〜11月)

台風シーズンの終盤。秋雨前線の停滞による大雨。

冬(12〜2月)

日本海側の気候で雪が降ることも。玄界灘の時化による高波。比較的温暖だが路面凍結に注意。

福岡県で住宅購入・引越し前に確認すべきこと
  • 警固断層帯の直上(中央区天神〜南区高宮〜春日市のライン)は直下型地震リスクが高い
  • 人工島(アイランドシティ)・百道浜・シーサイドももちは埋立地で液状化リスクが高い
  • 筑後川流域(久留米市・大川市・柳川市)は洪水ハザードマップで浸水深を確認
  • 朝倉市・東峰村など中山間地域は土砂災害警戒区域を確認
  • 博多湾沿岸は台風時の高潮リスクを確認
福岡県の防災体制

指定避難所数

2,200カ所

防災訓練

毎年「福岡県総合防災訓練」を実施。福岡市は「防災キャンプ」や出前講座で啓発。朝倉...

防災訓練

毎年「福岡県総合防災訓練」を実施。福岡市は「防災キャンプ」や出前講座で啓発。朝倉市では九州北部豪雨の教訓を踏まえた避難訓練を重点的に実施。

備蓄体制

県内5カ所の防災拠点に食料・水・毛布を備蓄。福岡市は約120万食を備蓄。筑後地域は洪水対策として救命ボート等を配備。

福岡県の防災情報ページ

福岡県の市区町村別 災害リスク

福岡県の災害リスクに関するよくある質問

警固断層帯が動いたらどうなりますか?

福岡市の被害想定では、警固断層帯(南東部)が活動した場合、福岡市中心部で震度7、死者最大約2,800人、建物全壊最大約55,000棟と試算されています。天神の商業地区は軟弱地盤の上に位置しており、揺れが増幅されやすい。地下街の浸水や天神川の氾濫も複合リスクとして想定されています。

福岡市で地盤が良い地域はどこですか?

城南区・早良区の南部(脊振山地の裾野)、西区の台地面は比較的地盤が良好です。逆に、博多区の御笠川・那珂川沿い、東区の箱崎・松島などの臨海低地は軟弱地盤です。人工島やシーサイドももちなどの埋立地も液状化リスクが高い地域です。

筑後地域の水害リスクは?

筑後川は日本三大暴れ川の一つで、久留米市をはじめ筑後地域は洪水リスクが高い地域です。2020年7月豪雨では大牟田市で甚大な浸水被害が発生。筑後川の洪水ハザードマップで浸水深を確認し、避難場所を事前に把握してください。低地の柳川市・大川市は排水能力に限界があり、内水氾濫リスクも高い地域です。

福岡は台風が多いですか?

九州北部は台風の通過経路にあたりますが、福岡市は九州の中では比較的台風の直撃が少ない位置にあります。ただし、2022年台風14号のように大型台風が北部九州を直撃するケースもあり、暴風・大雨・高潮のリスクは常に存在します。近年は線状降水帯による豪雨被害が台風以上に深刻化しています。

博多駅周辺は安全ですか?

2003年には博多駅前の御笠川が氾濫し、博多駅周辺の地下街が浸水する被害がありました。その後治水対策が進み、雨水貯留施設の設置等が行われましたが、想定を超える豪雨には限界があります。地下にいる際に大雨情報が出た場合は、速やかに地上に出て安全な場所へ避難してください。

このエリアの災害リスクは高めです

リスクスコアが高い地域では、火災保険の水災補償や地震保険の補償額が十分かどうか、今すぐ確認されることを強くおすすめします。万が一の被害額は数百万円〜数千万円に及ぶことがあります。

※ 本サービスは特定の保険商品を推薦するものではありません。保険の見直しは、専門の保険代理店や保険会社にご相談ください。

今の時期の防災ポイント

梅雨入り前の水害対策チェック

6月の梅雨入り前に、自宅周辺の洪水・浸水リスクを確認しましょう。排水溝の清掃、土のうの準備、火災保険の水災補償の確認が重要です。

公的データソース

※ 本サイトの災害リスク情報は、防災科学技術研究所(J-SHIS)等の公開データに基づく参考情報であり、実際の災害発生を予測・保証するものではありません。 不動産取引・保険加入等の意思決定には、必ず免責事項をご確認の上、専門家にご相談ください。